narikiriで制作!高難易度衣装&造形制作レポ
2018年02月14日 11時13分衣装,造形

みなさまこんにちは!narikiriスタッフです!ちょっとずつ定番化するのではないかとワクワクしながら書いているこちらの制作レポ!今回は超本格的な衣装&造形が必要になる高難易度なアイテムの制作現場をお伝えしようと思い、このようなの記事を書いております!普段は中々見ることが出来ない制作工程をお伝えできればと思っています!


今回の依頼はカードゲームに登場するキャラクター

今回はかなり難易度の高い依頼がやってきました。光を通した時に透けるような衣服、耳や角などの特殊装飾、鎧や武器などの造形物、様々な制作技術が必須となるキャラクターのコスプレ衣装の依頼でした。更に設定資料集などの情報も少なく、資料から見えない部分は想像で作らなければならないというもの!様々な技術や知恵を駆使して創り上げていく過程をご覧ください!


依頼されたキャラクターの画像

Shadowverse ムーンアルミラージ © Cygames, Inc.


まずは採寸と材料集め

人間が着るものに関しては、採寸と動くための可動域の設定が要になってきます。重たすぎても持ち運びや着た時に負担がかかりますし、軽すぎて脆いものになってもダメです。依頼者の様々な箇所の大きさや長さを聞き、依頼価格に合わせて

→シルク(紅茶染)

耳→コットンとポリエステルのファー

角→樹脂粘土と着色

鎧→アルミ板

武器→鉄とアルミ板

の材料を使用することに決定!

ここからようやく制作工程に移っていきます。



鎧作りの工程

サイズに合わせてアルミ板を型取り、そこから部分部分に紙粘土を上からのせて形や大きさを整えていきます。アルミ板は軽い割には耐久性が高く、ちょっとした衝撃にも耐えることが出来ます。また長時間着ていても疲れにくいというメリットも!身体に接着できるようにテープやベルトで調節可能な幅をもたせた上で制作していました。


おおよその形が整った後にアクリルスプレーを吹付け、黒色の光沢のある質感に!だんだんと形になってきた制作物を見るとワクワクしてきますね!

アルミ板で型を取り

部分部分に紙粘土で肉付け

アクリルスプレーを吹き付けて光沢を出します


武器作りの工程

設定資料から察するに、自身の身体以上に大きなものを持っている様子で、忠実に再現しようとするとかなり大きな造形物に!軽くて丈夫でかっこよさを兼ね備えた等身大の武器の制作を行う必要がありました!


骨組みはアルミ板と鉄を用いて行いました。持ち上げたり動かしたりするので、芯の部分に鉄の棒を差し込み、そこから周りのパーツを制作していきます。武器らしいサビつきや劣化や破損感も出すために武器の肉付けに用いた紙粘土も均一に用いずにリアルな感じを出していきました。

骨組みを整える

そこから肉付けを行い

尖っている部分や手で持つ部分を発泡スチロールや布を用いて制作


角や耳作りの工程

モチーフになっているのはユニコーンや一角獣の類のもの。耳は獣風に、角は神秘的にすることを意識して制作開始!


まず耳に関しては、表の生地にコットンを使用して形を整え、ムラ染めによってグラデーションを出し、耳の後ろにポリエステルのファーを用いて獣感を演出!


角に関しては、紙粘土で土台を作り紙粘土自体に赤茶色系を着色!着色後に樹脂粘土で紙粘土の角を覆い、ほんのり色味が出るように調整!根本に茶色の着色を行い、髪の毛から直接出てきているような色合いを実現!



衣類作りの工程

設定資料を見たら、淡く月の光で照らされて衣装が透けるような色合いのものになっております。こちらを再現するために、元は白かった衣装を紅茶のムラ染めを用いて染め上げ、創り上げていきました!ムラを出すために、均一な染まり方ではなく、スプレーによる吹付けで淡い色を出していき揉み込んでいくイメージで制作!



紅茶染料をミョウバンなどの定着剤と混ぜて揉み込むようにムラ染め


完成した衣装を試着!

様々な技術を駆使して一つの作品となった今回のコスプレ衣装。どうせならしっかりした会場で試着&撮影しようと思い、会場には株式会社ハコスタのPOMというスタジオをお借りしました!

とても幻想的で魅了されます!

こういった複雑なコスプレ衣装やアイテムでも作ってくれる制作者の方はいらっしゃいますので、どこにも売っていなくてやりたいコスプレが出来ず、諦めかけている方が入ればぜひnarikiriをご利用してみてくださいね!