【クリエイターインタビュー】造形レイヤー:NAKUMÜ

narikiriのスタッフが実際に登録している制作者さんにインタビューし、それを記事にするクリエイターインタビュー!今回インタビューにご協力してくださったのは「造形レイヤー:NAKUMÜ」さん!二次元の世界のデザインを、どうしたら現実の世界に落とし込めるのかを追い求め、日々創作活動に取り組んでいるNAKUMÜさん。活動歴は10年以上にも渡り、洗礼された造形技術を持つクリエイターです!

プロフィール

出身地:愛知県
お住い:愛知県
趣味:コスプレ・コスプレパフォーマンス・ロードバイク

ご自身でもコスプレをして楽しむというNAKUMÜさん。他にもコスプレパフォーマンスやロードバイクが好きで屋内屋外関わらずアクティブに行動されています。学生時代はCGなどを学ぶクリエイティヴ系の学校に通われており、在学中のあるきっかけからコスプレ造形に興味を持ったそうです。

やったことのあるコスプレ

Fate / stay night:アーチャー
Fate / Grand Order:ギルガメッシュ
ULTRAMAN:セブンスーツ


NAKUMÜさんが制作した作品

造形を始めたきっかけ

学生時代に友人から、造形技術があるならそれを用いてコスプレをやってみたら?と勧められて、本格的に取り組んだのがきっかけだそうで、その際は「Fate / stay night:アーチャー」を制作したそうです。しかし、やはり最初は等身大の造形は難しく、自分自身が納得出来るまでリテイクを重ねていったそうです。その試行回数は合計なんと10回以上にのぼり、そういったものづくりに対する熱い想いが、今のNAKUMÜさんの技術となり様々なものづくりを手掛けられるまでになっているのですね。

造形に対する想い

何かものづくりを行うからには、人と同じことをしたくないと話すNAKUMÜさん。差別化を図るために、クオリティはもちろんのこと、特に回転や変形などのギミックや、LEDを用いた光るギミックを組み込んだ小道具も制作されるそうです。ご自宅に3Dプリンタを置いており、3D CADを用いて制作することもあるといいます。
二次元の世界のデザインを現実の世界に落とし込むだけではなく、作中のギミックまでをも再現するという点に、強いこだわりを持たれています。

こだわっている点

実際に着用して使用してもらう人のことも考え、人間の関節の可動域にも考慮したものづくりをしているといいます。コスプレになるとやはり動いたりポージングをとったりするので、それが出来るようにした上でクオリティやギミックにもこだわって制作しているといいます。そのこだわりの甲斐もあり、なんとNAKUMÜさんは2017年の世界コスプレサミット日本代表選考会で準優勝されるなどの受賞歴もお持ちです!


2017年の世界コスプレサミット日本代表選考会で準優勝で着ていた衣装

使ってくれる人への想い

利用される人によって使い方や持ち運び方も異なるので、それに合わせた最適な物を制作したいと話すNAKUMÜさん。車で持ち運びが可能な方であれば大型の制作物も制作可能です。また、電車などで持ち運びをされるのであれば、分割点数を増やし、コンパクトにすることもできるそうです。鋭利な部分があればその先端は柔らかい素材で作るなどの、コスプレをされる方にも配慮したものづくりをされております。そして、形が特殊であれば、専用のケースも作成し運びやすくしてくれるなどの細部に渡る心遣いもしてくださるクリエイターです。