コスプレ衣装や造形を依頼する際のサイズの測り方

コスプレ衣装や造形をオーダーメイドする際に必ず必要なる情報として大きさ(サイズ)が必要になってきます。いきなり制作者に必要なサイズを測って教えてと言われても、測りなれていないとどう測ったら良いのかに悩むことをも多いと思います。

今回はそんなコスプレ衣装や造形を依頼する際のサイズの測り方について解説していきます!測る場所や測る際の注意点に着目して解説していきますが、身につける衣装や造形についてのサイズの測り方になる点だけご容赦ください。羽・剣・盾・角などのアタッチメント系はその形に応じて必要な情報を伝えるようにしましょう。

計測する部位

オンラインでのやり取りとなると、実際に担当者と会ってその場で測ってもらうわけではないため、より細かく調べる必要があります。narikiri上では採寸早見ページがあるので、その情報に沿って計測部位を紹介します。

【身体(前)】

A.肩幅:直線で肩先から肩先まで
B.身幅:脇から脇まで
C.裄丈:襟の付け根から肩先を通り手首まで
D.袖丈:肩から手首まで
E.袖口幅:手首の幅
F.股上:股から腰まで
G.わたり幅:股下の位置で端から端まで
H.股下:股から足首まで
I.膝幅:膝の最も細い部分の幅
J.裾幅:足首の幅

【身体(後)】

K.着丈:首から後身頃の裾まで
L.胸囲:胸の周囲
M.ウエスト:お腹の周囲
N.ヒップ:お尻の周囲
O.背丈:後ろ首の付け根からウエストまで
P.身長:地面から頭頂までの高さ

【頭】

A.頭縦:あごの先端から、耳の前をとおり、そのまま自然に頭上を通って一回りした長さ
B.頭周囲:額を通って真横に一周したライン

【手】

A.手長:手首にある一番上の横向きのしわから中指の先までの長さ
B.手囲:人差し指と小指の付け根の骨を軸とした手の周囲の長さ

【足】

A.足長:かかとから足の指の一番長いところまでの長さ
B.足囲:足で最も横幅が広い部分、基本的に親指の付け根の骨が出っ張ったところと、小指の骨が出っ張ったところを通って一周ぐるりと測った長さ

ある程度の計測部位はこのページに沿って測ってもらうと問題ないですが、作りたい衣装や依頼する造形によってはこのページ以外の部位も計測が必要になってくる場合があります。その場合は別途、計測が必要な箇所を調べて自身で計測してみてください。

オーダーメイドで依頼する場合、制作者によっては細かいサイズを指定できない場合もあります。基本的にはJIS規格(日本産業規格)という国家標準が使用されますが、制作者によっては若干異なる可能性もありますので、測る前に確認をしてみましょう。

測る際の注意点

測る際や依頼をする際にはさまざまな注意点があります。注意点に気を付けないと正確に測ることができず、注文したコスプレが着られない、見た目が理想と異なる場合がありますので注意しましょう。では一つひとつ見ていきましょう。

柔らかいメジャーを使用する

基本的に体のサイズを測る際には柔らかいメジャーを使用します。硬いものですと、正確なサイズが測れません。

実際に使用する時と同じ格好で測る

実際に着用するシチュエーションと同じ格好で測るようにしましょう。肌着なのか、ある程度の服を着た上で装着する衣装や造形なのかによってサイズも異なります。女性の場合はブラジャーを着用するのかどうかでも変わってきます。測定した数値とセットで、どういう状態で測定したのかも伝えることが重要です。

体調が優れないときや食後は避ける

体調が優れないときや食後は体型が若干異なる可能性があります。特に、食後は通常よりも胴囲が大きく出てしまう場合がありますので、食前に測るか、食後から8時間後など、時間を空けて測りましょう。

また、体調が優れないときは通常よりも痩せている可能性があります。その状態で作成した場合、実際に着たときにピチピチになるか、最悪着られない可能性もあるので気を付けましょう。

必ず2回以上は測る

測る際には必ず2回以上測定しましょう。人の手で測るので、若干誤差出てしまう可能性もあります。そのため、必ず2回以上測り、もし異なる数値が出た箇所は何回か測り直してみましょう。

できる限り自分だけでなくほかの人に測ってもらう

基本的にはほかの人に測ってもらいましょう。というのも、慣れていれば自分で測ることもできるでしょうが、胸囲(バスト)や肩幅は自分では測りづらいです。正確な数値が出なくなってしまいますので、できる限りほかの方の手を借りましょう。もし自分で測る場合、肩幅はテープなどで端を貼り付けるなど、工夫するようにしましょう。

多少余裕を持たせる

正確な情報を測ったとしても、基本的にそのサイズから1cm-3cmほど余裕を持たせると良いです。ボディスーツなどを作成する場合にはぴったりのサイズでも問題ありませんが、通常のコスプレの場合は遊びを持たせると着たときの着心地や良く、動きづらくなることもありません。

制作者によっては多少余裕を持たせて作る可能性もありますが、基本的にはぴったりのサイズで製作します。そのため、まずは制作者に問い合わせてみて、余裕を持たせてサイズを伝えるべきか聞いてみましょう。

リラックスして測る

測定する際にはリラックスした状態で行いましょう。力が入っていると本来のサイズより大きなサイズで出てしまうので、できあがりがゆったりしてしまう可能性があります。

メジャーをきつく締めすぎない

それぞれの箇所を測る際にはきつく締めすぎないようにしてください。きつく締めすぎると、本来のサイズより小さくでてしまいます。

特に、バストやウエスト、ヒップの部分はその誤差が大きく出てしまう可能性があります。そうなると、できあがりがピチピチになるか、最悪の場合、着られなくなってしまうので気を付けましょう。

オーダーする度に測り直す

基本的にはオーダーをする度にサイズを測り直すようにしてください。人の体型は常に変化をしています。以前測ってから1週間しか経ってない場合でも、若干変化している可能性があるのです。見た目は変わってなくても変化している可能性はありますので、測り直しましょう。

まとめ

今回はコスプレ衣装や造形を依頼する際のサイズの測り方や注意点について解説していきました。オーダーメイドので衣装や造形を依頼する際に最も重要になるといっても過言ではないのがサイズの部分で、計測方法や計測した情報が間違っていると出来上がった衣装や造形も着用した際に不格好になってしまう恐れがあります。

初めてサイズを測る場合は不慣れなことも多いと思いますが、何回かサイズ測定を行っていく内に「この衣装を依頼する際は●●の箇所を●●な方法で測定して伝えればいいか」みたいな感覚でわかってくるようになりますので、諦めずにしっかりサイズを測るようにしましょう。

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