コスプレ衣装のオーダーメイド取引では衣装のクオリティも重要ですが、安全性も同じくらい大切です!しかし、中には「より正確な衣装を作るため」として、直接会ってフィッティングを行うことを提案されるケースもあります。
narikiriでは取引の安全性を確保するためユーザー同士の直接の対面は利用規約で禁止しています。今回は、実際に発生したトラブル事例をもとに、直接会うことのリスクや、トラブルを防ぐ方法について解説します。
【トラブル事例】フィッティングのために直接会うことを提案された
①制作者が依頼者に直接会うことを提案した
衣装のクオリティを高めるために、「直接会って採寸した方が、より正確なサイズで作れる」と制作者が依頼者に提案しました。
依頼者は最初は断っていたものの、「より高品質な仕上がりにするため」「直接会った方が細かいイメージの共有ができる」などと言われ、最終的には会うことを了承しました。しかし、実際に会った際に制作者の態度が不自然だったり、必要以上に距離が近すぎたりと、不安を感じる状況に発展しました。
②依頼者が制作者に直接会うことを提案した
依頼者が「採寸が不慣れなのでやってもらいたい」と提案しました。
制作者は最初は断っていたものの「せっかく依頼を受けるからにはピッタリな衣装を着てもらいたい」との気持ちが強くなり、最終的には直接会うことに。しかし、いざ会ってみると出会い目的のような行動をとられたり、直接取引を持ちかけられたりと、不安を感じる状況に発展しました。
どちらのケースでも、対面取引によるトラブルの可能性が高まり、特に採寸やフィッティング目的であれば個室であることが多いので、身の危険を感じる事態につながるリスクがあります。
直接会うことがもたらすリスク
①身体的な安全が脅かされる
フィッティング作業は個室であることが多く、相手がどのような人物か完全には分からないため、脅迫やセクハラ行為などの身の安全が脅かされる危険性があります。
②narikiriの利用規約に違反する
narikiriでは安全の為にユーザー同士の直接の対面を禁止しており、これに違反した場合はアカウント停止や違約金の請求などのペナルティが科される可能性があります。
③法的な処罰が発生する
直接会ったことで万が一トラブルが発生してもnarikiriの運営が介入できないため、自己責任で対応することになってしまいます。また相手側が被害を受けたと訴えてきた場合、たとえ冤罪であっても法的に損害を被る可能性もあります。
トラブルが発生する原因
①高クオリティな衣装を作りたいという思いが強すぎる
「フィッティングをしてもらえばより完璧な仕上がりになる」と考えることで、直接会うリスクを軽視してしまうことがあります。衣装のクオリティも大事ですが、自身の安全面の方が重要であることを理解することが必要です。
②コミュニケーション不足や経験不足による誤解
制作者側が「直接採寸しないと正確なサイズが分からない」と思い込んでしまうケースがあります。依頼者が「直接会えばイメージを共有しやすい」と考え、無意識に対面取引を求めてしまうこともあります。
オンライン上でのオーダーメイドの取引に慣れていない人は、写真や仮布での試作品等を活用した情報共有の方法を知らず、直接会うことがベストな方法だと誤解してしまうことも原因の一つです。
トラブルを防ぐための改善策
今回のトラブル事例を踏まえ、以下の改善策を実践することで同様の問題を防ぐことができます。ぜひ参考にしてみてください!
①直接会わなくても正確な衣装が作れる方法を活用する
採寸の仕方を詳しく説明したガイド等を活用し、依頼者が自分で採寸できるようにするのも手です!あわせて既製品のサイズ表も参考にすることで、細かい採寸を行わなくてもある程度のフィット感を確保できたりします!
●悪い例
相手「初めてなので採寸が不安です。直接採寸してもらえませんか?」
あなた「わかりました!場所はどのあたりが良いですか?」
●良い例
相手「初めてなので採寸が不安です。直接採寸してもらえませんか?」
あなた「narikiriのルール上、対面でのやり取りは禁止されています。詳しい採寸方法をお伝えしますの、それを参考に自分で採寸してください!念のため普段の服のサイズとフィット感も教えてもらえますか?」
②直接会う提案には絶対に応じない
「直接会って確認したい」と言われても利用規約違反であることを伝え、断りましょう!しつこく求められた場合はnarikiriの運営に報告してください。内容を確認して運営からも厳重な対処を行います。
●悪い例
相手「細かいイメージの共有が必要なので、直接会いませんか?その際に採寸も出来ると助かります。」
あなた「わかりました!候補の生地もいくつか持っていきますね!」
●良い例
相手「細かいイメージの共有が必要なので、直接会いませんか?その際に採寸も出来ると助かります。」
あなた「narikiriでは直接のやり取りは禁止されていますので、申し訳ありませんが対応できません。何度も求められるようであれば運営に報告します。」
③写真や試作品を活用して情報共有を行う
衣装の細かい部分や仕様を確認するために写真を送ることで直接フィッティングする必要をなくすのも一つの手段です!必要に応じて仮布での試作品などを送って試着してもらい、直接会わずに細かい調整を行う方法を活用することも検討しましょう!
●悪い例
相手「フィット感が重要な衣装なので、直接会って採寸や調整をお願いしたいです!」
あなた「わかりました!日時はいつ頃がよいですか?」
●良い例
相手「フィット感が重要な衣装なので、直接会って採寸や調整をお願いしたいです!」
あなた「写真を何枚か撮って送っていただければ、直接会わずに調整可能か確認できますよ!こだわりたいのであれば、仮布での試作品をお送りするので、試着してみて下さい。それで調整させていただきます!」
トラブルによる被害を最小限に
どれだけ気を付けていても人と人同士のやり取りである以上、トラブルを完全に回避するのも難しいのも事実です。その為、万が一の際に被害を最小限に抑える方法をお伝えします!
①成約前であれば、成約を拒否する
「直接会ってのフィッティングは対応できません」と明確に伝え、強い意志を示す。しつこい場合は「この件については運営に報告します」と警告する。
②既に成約後であれば、拒否した上でnarikiri運営に報告相談する
「直接会ってのフィッティングは対応できません」と明確に伝え、強い意志を示した上で運営に報告し、対応方法を相談する。
さいごに
オーダーメイドのコスプレ衣装制作では、衣装のクオリティだけでなく安全性の確保が最も重要です。「より正確な衣装を作るために直接会いたい」という提案は一見合理的に思えますが、narikiriでは利用規約違反になり絶対に応じてはいけません。
もし直接会うことを求められた場合は、速やかに運営に報告して適切な対応を取るようにしましょう。安全な取引環境を守るためにもnarikiriのルールをしっかりと理解して安心して取引を進めてください!
narikiriでは、安心して取引ができる仕組みを整えています。今回の記事を参考に、安心安全な取引を楽しんでくださいね!
