依頼者とやり取りを交わし晴れて成約!あとは要望に沿った制作を行い納品して完了!・・・とスムーズに終われば良いのですが、稀に納品までの過程でトラブルが発生することがあります。今回はそんな成約後に起こりうるトラブルとその対処方法をお伝えします!
依頼者は完璧を求めすぎている?!出来ることと出来ないことは明確に伝える
トラブルその1:費用に見合わない高度な制作請求をしてくる
依頼者は決して安くはない金額を支払い、制作依頼を行います。加えて、制作に関する知識も制作者ほど豊富ではないので、「市場で出回っている様な既成品の価格帯よりも高い金額を支払っているのだから、当然完璧なものを仕上げてくれるだろう」というスタンスになると思います。これが決して悪いというわけではなく、依頼者の方からしたら制作者に期待を寄せてそのようなスタンスになっています。ですので、制作者としても頑張ろうという気持ちにはなりますが、予算と納期の兼ね合いで、どうしても出来ることと出来ないことが出てくると思います。そういう場合は成約する前に明確に
・その予算と納期だと●●は出来て、●●は出来ない
・予算を上げてくれると●●は出来る
・納期を遅らせてくれると●●は出来る
・●●は制作工程上、物理的に無理だから了承してほしい
・●●は特殊な素材が無いと作ることが出来ないけれどどうしてほしいか
といった、出来ることと出来ないことを出来るだけ依頼者に詳しく伝えておくことがトラブル回避への第一歩です。折角の依頼なので、すべての要望に応えてあげたくなるとは思いますが、成約後の依頼者の期待を裏切らないためにも、事前に必要な情報を共有するということはとても大切です!
配送前に最終確認を!未然に防げるトラブルは未然に防ぎましょう!
トラブルその2:依頼者に完成品がイメージしていたものと違うと言われる
成約内容に沿って制作し、納品を行った後に依頼者から「イメージしていたものと違う」と言われてしまう可能性も無くはないですよね。納品後にその様なトラブルに発展してしまったら、お互いやり取りにとても手間がかかってしまいます。そうならないためにも、以下のStepに沿って事前に防げるトラブルは防ぐ努力をしましょう!
◆Step1:納品前には制作過程を共有する
narikiriでは、依頼者と制作者が個別にチャットでやり取りできるシステムがあります。成約後もそのシステムを利用してもらって、納品までの過程は詳細に共有していきましょう。そうすることによって、納品後初めて目にしてイメージと違うということも避けれますし、万が一イメージと違っていても、依頼者が了承した上での出来事であればトラブルにも発展しにくいです。
また、配送時には配送追跡番号もお忘れなく!万が一、依頼者から届いていないという自体が発生した際には配送追跡番号がなければ確認が取れません。そうなると、落ち度は制作者側に発生するので、最悪の場合、全額返金ということにもなりかねません。手間を惜しまずに、必要最低限の防止策だけは行っておきましょう!
◆Step2:成約書に含まれている内容と本当に逸脱していないかを確認する
制作物に対しては依頼者からOKが出ており、後は納品するだけ!・・・とその前に自身が作成した成約書を再確認して、書いている内容と実際に納品するアイテムに間違いがないかを再確認しましょう。
◆Step3:依頼者から連絡があった場合は誠実な対応を行う
手順1,2をこなしていても依頼者から連絡があった場合は誠実な対応を行いましょう。その際、依頼者には
・依頼していた内容と届いたものにどの様な齟齬が発生しているのか
・詳細が伝わる写真
・この件に関してどの様な対応を望んでいるのか
の3点は聞くようにして、お互い合意の上で対応を行ってください。
依頼者は事前に成約料を支払っており、その料金はnarikiriが預かっていますので、依頼者の意思のみで成約料が制作者に支払われないということは無いのでご安心ください。また、narikiriにお問い合わせいただいた場合は運営側からも確認作業を行います。不安になる場合も多いと思いますが、感情的な文章や言葉遣いは極力避けるようにし、冷静な対応を行うことがトラブル解決までの近道になります。
音信不通はペナルティーの危険?!トラブルが起きている場合は素早い対応を!
トラブルその3:相手側の連絡が途絶える
依頼者とやり取りをしている最中に音信不通になる、配送を完了しても検品・評価を完了してくれない、そのようなトラブルも起こる可能性があります。特に依頼者側が検品・評価を完了しなければ、制作者の方に成約料が振り込まれません。そんな場合は泣き寝入りをせずに、一度narikiriのお問い合わせからその旨をご連絡ください。事実確認を行い、必要に応じて依頼者の方に連絡を入れます。narikiriからの問い合わせに7日間応じない場合は、必要に応じた決済手続きを強制で執行します。逆に検品・完了前に依頼者側から連絡があったにも関わらず、自身で連絡を途切れさせてしまうと、今度は制作者の方にnarikiriから連絡を入れて強制的に返金手続きを完了させてしまう場合もあるので、素早い対応を心がけましょう!
以上が成約後に起こりうるトラブルとその対処法になります!
オーダーメイドの性質上、どうしてもトラブルを0にするということは難しいのですが、双方の誠意ある対応によってトラブルを起こす確率を下げたりトラブルが起きたとしてもスムーズに解決したりすることができるので、焦らずに対応することを心がけましょう!