コスプレのルーツと歴史

だんだん暑くなってきてもうすぐ夏コミの季節!今では当たり前になってきたコスプレという楽しみ方ですが、そのルーツや歴史に関して知っている人は少ないのではないでしょうか?!

今回はそんなコスプレのルーツと歴史についてご紹介します!

 

コスプレは江戸時代から存在した?!

時は遡ること江戸時代!集団参詣や民衆踊りの際に民衆が仮装して参加してたものがコスプレの起源ではないかと言われています!民衆が普段着とは違った衣服や仮面を付けて大衆で参加するという事が江戸時代から徐々に増えてきたそうです!いろいろ調べてみると絵巻等からも当時の様子がうかがい知れます!

 

▲高輪二十六夜待遊興之図

 

▲ええじゃないか

 

▲盆のおどり

 

現代に大きく近づいたコスプレ起源はアメリカから!

今では日本の大きなカルチャーになっているコスプレですが、現代のようなコスプレの起源は、実は1960年代後半のアメリカで開催されていたSF大会(サイエンス・フィクションやファンタジー作品が好きな人々が集まる祭典)にて、作中の登場キャラに模した衣装で参加した人々が出てきたところからだと言われています。

同イベント内で仮装大会も開催されており、ここから一気に現代のようなコスプレ文化が広がってきました!

このSF大会は日本版も存在しており、アメリカより少し遅れて1970年代から一気に広がりを見せたようです!そこから1980年代のコミックマーケットで、徐々にSF作品以外のコスプレを行う人々も増えてきて、現代のようなコスプレ文化が浸透していきました!当時はウィッグやカラコン等のアイテムは少なく、メイクの情報も少なかったので、衣装でキャラに近づけるというのが主流だったみたいですね!
 

▲1980年代のコスプレ

 

コスプレが加速しだした1990年代

この頃から今となっては超有名作品になっているアニメやマンガが多く世に出回り、そのファンがコスプレをしだすようになりました!コミックマーケットの参加者も年々増えていき、業者として衣装を提供するところも現れて、一気に気軽にコスプレが楽しめるような環境が増えてきました!

また、それを後押しするかのようにヴィジュアル系バンドの出現や全国各地で仮装大会なども催されるようになり、コスプレイヤーもコスプレを楽しめる場所が増えてきました!

 

オタク文化とコスプレが一気に拡大した2000年代以降

インターネットの普及により、アニメやマンガやコスプレなどの情報を簡単に得られるようになり、それらを楽しむ人々が一気に増えてきた時代!2ちゃんねるや電車男、涼宮ハルヒの憂鬱など、社会現象として捉えられた出来事や作品などの出現も相まって、より多くの人にコスプレやコスプレイヤーの認知も広がってきました!

テレビやネットメディアもコスプレに関する特集を組んだり、企業がプロモーションとしてコスプレイヤーを起用したり、趣味だけではなく商業的にもコスプレが広がってきたのがここらへんからですね!そう考えるとコスプレの歴史は長いようでまだまだ短いのかも知れません!

 

オタクやコスプレの市場規模は意外と大きい

更に近年ではハロウィンやVR等のコスプレと関係がある行事や産業も活発化してきており、今後は益々市場も拡大していく見込みです!

国内のオタク産業でいうと全体で6000億円弱の規模があると言われており、もう少し視野を広く見てコンテンツ産業として捉えると国内では12兆円規模、世界では70兆円規模と言われており、かなり大きな規模ということが分かります(タバコ産業が世界第4位の産業で80兆円規模と言われています)!

産業が広がればコスプレの楽しみ方の幅も広がること間違いなし!将来的には頭の中で描いた衣装をそのまま現実や仮想現実で一瞬にして再現できる機能が出てくる日も近いかも知れませんね!!

 

コスプレのルーツや起源の内容いかがでしたか?

歴史を紐解いて見ていくと、そこには”大衆で楽しむ”や”個性を出す”等の共通意識が汲み取ることが出来、人間の想像や再現の技術はすごいなぁとこの記事を書きながら感じていました!

まだコスプレをしたことがない人はぜひ一度、お試しでもいいのでコスプレを楽しんでみてください!意外とハマる人が多く、そこからクオリティにもこだわると、大きな趣味や仕事に繋がること間違いなし!!笑

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