既製品とオーダーメイドの圧倒的な違い

みんながよくお店やネットで買うものが既製品と呼ばれるものに対し、オーダーメイドはあなただけの特別な1点モノを指してよく使われます。そんなオーダーメイドは既製品とどういう点で異なるのか、そういった点に着目して今回は解説していきます!既製品とオーダーメイドの違いを理解した上で、自分にあった選択を行っていきましょう♪

希少価値の違い

既製品はすでに商品として店舗に販売されているものの総合的な呼び方です。それに対してオーダーメイドとは、ゼロの状態から依頼者のオーダーを聞いてから制作して作られた商品を呼びます。オーダーメイドには大きく分けてセミオーダーとフルオーダーがあり、セミオーダーとは市販の商品にリメイクして製造するような場合を言います。フルオーダーはまったく何もないところから制作していく形です。既製品は大量生産が可能であり、同じ生地やデザインやサイズのものがたくさん店頭に並んでいることもあります。

一方オーダーメイドは、お客様の希望に添って作るために世界で一つだけになります。それゆえにオーダーメイド商品は非常に希少価値が高いのです。これこそが、既製品とオーダーメイド品の大きな違いと言えるでしょう。オリジナリティーが高く、ほかにはない自分だけのものを手に入れることが可能です。

コスプレで言うなれば、衣装や被り物などはバラエティショップなどでも購入できます。悪魔や魔女、キャラクターやアニマルといったコスプレアイテムはいろいろな場所で販売されています。すぐに購入して使用できますが、既製品ゆえにほかの人とかぶる可能性があることは否めません。

しかしながらオーダーメイドは、自分だけのアイテムです。同じものをオーダーしない限りは、この世に自分のものしか存在しないのです。もしもチームで同じ衣装が必要な場合などは、既製品のほうがすぐに入手できるでしょう。逆に誰ともかぶりたくないなら、オーダーメイドにすれば安心と言えます。

制作する際のやり取りの違い

既製品とオーダーメイドの相違点として、制作するにあたって制作者と依頼者とのやり取りの方法や頻度が挙げられます。オーダーメイドするとなると、まずは制作者に自身の要望を伝えます。メールや電話で相談する場合もあれば、直接店舗に行って打ち合わせをするところもあるでしょう。これは制作者側のシステムに従うことになります。

その中で材料選びやデザイン、サイズ、納品希望日などを制作者は聞いて、それに合う商品を提案していきます。目的に合う生地感やカラー、テイストなどを具体的に決めていきます。つまりオーダーメイドの場合は、双方が非常に多岐にわたってやり取りをすることになります。制作者は依頼者の希望することをしっかりと聞いて把握しなければ、思い通りの作品はできません。

また依頼者側もできる限り自身の希望を的確に伝える必要があります。いずれにせよ、念入りで的確なコミュニケーションをしなければいけないわけです。そして念入りな相談をした後に、制作へと入ります。ここまで時間はかかりますが、希望する作品を作り上げるためにこうしたやり取りや打ち合わせはとても重要です。それに比べると既製品の場合は、制作者側が作成した仕様書に従い制作していきます。個人客とのやり取りをすることはまずありません。

制作時間や手間の違い

オーダーメイドで対応可能な人は、裁縫やミシンを得意とするハンドメイドの作家や制作のプロです。またデザイン関係の仕事に就いているフリーランスなども見られます。そうした専門的な技術を持った人たちが、入ったオーダーに従ってゼロの状態から手縫いやミシンで行います。自宅やアトリエで制作する人もいるでしょう。依頼者に言われた通りに心を込めて一針一針作っていくわけです。それはとても手間暇かかる作業となります。

一方で既製品は、同じ寸法やデザインの商品をたくさん作る作業になることが多いです。制作過程においては、個人が自宅で作ることは滅多にないでしょう。工場にて制作に携わるスタッフが一斉に作ることになります。ライン作業のような流れで行うこともありますし、スピード重視で納品日に間に合うように制作していきます。企業に納品した時点で検品作業がなされて、問題のある商品は返品になるでしょう。

オーダーメイドを依頼する人は、手作りならではの丁寧さやこだわりが好きであることも多いです。気持ちのこもった手作り品だからこそ、価値があると考えてオーダーするわけです。だからこそ、制作者はそれに応えなくてはなりません。焦って急いで作ったために本来のコンセプトから外れた仕上がりになってしまうと、クレームが発生することもあります。作家としてのプライドを持って丁寧に作りたいからこそ、制作時間を長く取っているところも多いです。依頼者側もそれを承知のうえで、時間に余裕を持ってオーダーしています。

制作にかかる費用の違い

オーダーメイドを依頼しようとしたものの、費用が思ったよりも高くて躊躇してしまった人もいるかもしれません。確かにオーダーメイドは既製品に比べると、商品価格が高めです。費用の違いも既製品とオーダー品の大きな違いの一つと言えるでしょう。

前述したように、オーダーメイドと既製品では制作までの過程が大きく異なります。制作者と依頼者とのコミュニケーション量も明らかに違いますし、いざ作り出してからの手間や時間もオーダーメイドのほうが圧倒的にかかります。こうした点が、費用の違いに表れているのです。

コスプレに関していえば、マニアックなアイテムが必要となる場合もあります。何のコスプレをするかにもよりますが、鎧や銃、羽や剣などそう簡単には作ることができないアイテムもあります。本格的なコスプレをしたい人は、小物類にも手抜きはしたくないわけです。時間はかかってもいいので、リアルでクオリティの高いものを作ってほしいという人が目立ちます。そうなると、材料費も高くなってくるのは仕方ありません。そもそも材料調達すること自体が大変な作業になってきます。そして依頼者も高値になっても良いので質の高い良いものを求めているはずです。

安く済ませたいのであれば、既製品アイテムで無難なコスプレをするほうが良いでしょう。反対に本格派のコスプレイヤーは、オーダーメイドでクオリティの高いアイテムグッズを作ってもらうことで納得がいくのではないのでしょうか。オーダーメイドは高値であるものの、非常に満足度の高い出来になることは確かです。

完成してからの対応の違い

既製品はバラエティグッズ店などで購入した後に、何かしら商品に不具合が出てもメンテナンスしてもらえることはほとんどありません。開封前であれば返品も可能かもしれませんが、袋から出して使ってしまうと壊れたらそれまでです。器用な人であれば自分でなんとかして修復することもできるかもしれませんが、どうすることもできないケースも多いです。そもそもバラエティグッズ店などでは、修理を受けているところは少ないと言えます。お直しをしてくれる別の店などに持参して、なんとかできないか相談する形になります。

オーダーメイドの場合を見てみると、不具合を発見したときには直してもらえる場合もあります。依頼者側の落ち度や老朽により破れたり壊れたりしたときは、有料にはなったとしても何らかの対応策を考えてもらえる可能性があります。アフタフォローの対応期間が設けられているところもありますが、いずれにせよ修理が必要なときは応相談可能な場合が多いです。制作のときに使った材料の在庫があったり、図案が残っていたりして修復しやすい点はオーダーメイドのメリットといえます。

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